誰のために何をする?
こんばんは。
みなさんは、『誰かのために何かをする』としたら、
誰(どんな人)のために、どんなことをしたいと思いますか?
仕事をするということは大きな意味で言うと、
誰かのために何かを提供する
ということです。
そして、どんな社会にしていきたいと思うかが(どの分野で)、仕事を選ぶうえで とても重要になってきます。
大学生のキャリアカウンセリングを行う際には、私はいつもこの質問を投げかけています。
既に社会に出ている方は、仕事を選ぶ際にまずは福利厚生や給与などの待遇から選ぶ方は多いと思いますが、誰かのために働くと考えた場合、どんな人の役に立ちたいと思うでしょうか?
人は、自分のためだけに働くよりも、誰かに喜んでもらうために働いた方が、やりがいはとても大きく感じるはずです。
もちろん、自己成長という意味ではやりがいを感じることもありますが、長期間自分の成長だけのために働くのは、少し虚しい気がします。
そして、どんな社会にしたいかは、とても大きなことのように感じますが、その考えが持てるか持てないかで、働くモチベーションは大きく変わってくることでしょう。
例えば、『ITを用いることで生活が豊かになるような社会にしたい』
という考えであれば、IT業界で働くことが、叶えたい社会をつくる近道だと言えます。
このように、自分の興味・関心・能力と、どんな社会にしていきたいかということを両方満たす仕事が、あなたのやりたい仕事と一致している可能性は高いと思います。
生活が苦しく、生きていくためにただ働くという戦後の厳しい時代から、ゆとりのある生活の中で、いかに充実した働き方をしていくかを考える時代に変化してきました。
そして、これからは個人個人が他者のために何かを提供し、それを生きがいにしていく働き方になっていくことが、成熟した社会へと繋がる要だと、私は思います。
どんな人へ何をするか、その仕事は何なのか、
みなさんも、考えてみてはいかがでしょうか。