『やる気』と『無気力』
無気力って突然やって来たりします。
どうしてなのか自分でもわかりませんが、突然やって来るのです。
そしてそれが来ると、全体的に負の状態に近づきます。
以前の私は、そこからなかなか抜け出せませんでした。 どうしてそうなるのか、何度も考えてみたりもしました。
でも、これと言った原因がない時があります。
おそらく、、、
何かに疲れているのでしょう。
あるいは、特に原因はないのかもしれません。
仕事や生活の中で、努力をしてても満足感が得られないことがあります。
そんな時が何度も重なって、心の中の何かが削られてしまっているのかもしれません。
また、普通に考えてみたら疲れることなんてしていないのに、ただ人が多い所に行っただけでだったり、誰かと会話をしただけだったり、そんなに大したことをしたわけではなくても、心がすり減るような感覚になったりもします。
それは、他人には分からない私だけの感覚でしょう。
色で例えるなら、深い群青色(ぐんじょう色)
のような気持ちです。
それは、深い海の底にいるような感覚で、暗く潮の流れもなく、静まりかえっている。 でも、鉛のような重さはなく、とても済んだブルーの世界。
そこに、静かに漂っている感覚です。
アンテナが常に立っていて、たくさんの情報を拾ってしまう人は繊細なことで疲れやすく、子育てや、仕事、勉強、介護などは、知らず知らずのうちに、心が疲れてしまう可能性があります。
それら複数をこなす事は、とても労力がいります。
でも、世の中で成功している人や、優秀な方は、恐らくとても心身ともにタフで、同時にいくつものことをやりこなせる人なんだと思います。
それは、とても効率が良く時間を有効に使えることでしょう。
しかも、無気力になるという機会も、少ない方かもしれません。
そんな人になりたい、と何度も思いましたが、
そう上手くはいきません。
それなら、自分のできることをやっていくしかない、そう思いました。
ではまず、やる気がある時の自分を思い出してみると、さてどんな時だったのでしょうか?
それは、
・自分の関わりによって、人が変化していく(成長していく)ことがわかった時。
・自分が成長できることをしている時です。
(あくまでも、興味がある分野で)
では、具体的にはどんなことかと言うと、
いつもはやる気の無い人が、私と話したことで
やる気を出して行動してくれた時。
また、本や勉強で学んだことを、実際に経験し、知識だけではなく、行動で身につけたこと。
これらを文字にしただけでも、なんだかとてもやる気が出てくるのです。
これらを色に例えると、若草色という感じでしょうか。
人によって、やる気が出ることはそれぞれ違うでしょう。
それを見つけるためには、自分の過去について思い出し、どんなことに対してやる気が出たのか、その経験を丁寧に振り返ってみると、そこには共通点が見つかったりします。
ちなみに、他人のやる気の源を見つけ出す作業も、私にとってはやる気が出る瞬間です。
やる気 と無気力をどうコントロールするかは、人生をデザインする上で、とても重要になってきます。
なぜなら、やる気が出る方向が、自分の進みたい道である可能性が高いからです。
みなさんも、やる気と、無気力について、自分の外側から観察してみませんか?