何もしないという選択
こんばんは。
あなたは今日、一日をどのように過ごしたでしょうか。
日常は、一瞬一瞬の選択の連続で成り立っていますが、何もしないというのも選択の一つです。
何もしないというのは人によって意味が違ってきますよね。
ある人は、本当に何もせずボーっとしているとか、ある人はゆっくりとテレビを見たり、本を読んだりしていることかもしれません。
私の場合は、今までの経験とあまり変わり映えのしない一日を過ごしたことを、何もしない一日と捉えています。
でも、なぜそんな選択をしたのかは、あまり自分でも意識していませんが、頭と体を休めるためなのかもしれません。
やる気がない、というのとまた違う感覚です。
キャリアカウンセリングをしていると、私の場合、相談者の話を聞くだけで、その場面が映像として頭に思い浮かび、その方の感情までも体感してしまいます。
それは、まるでバーチャルリアリティを体験しているかのような感覚になるのです。
我ながら、ものすごい共感力だと思います。
でも、そんな相談を何件もしていると、かなり
脳に負担があるらしく、とても疲れてしまうのです。
その時は気付きませんが、家に帰るとドッと疲れが出ます。
そんな時、無意識に何もしないという選択をするのかもしれません。
なるべく、新しい情報を入れるのではなく、脳が負担にならないような、今まで体験したことがあること、つまり、いつもと変わり映えのしない過ごし方をするのです。
そんな時間があるからこそ、新しい考え方やアイデアが浮かんだり、沢山の相談者と向き合いたいと意欲が湧いてくるのだと思います。
何もしないという選択は、ただの怠惰な時間ではありません。
自分を維持していくために、なくてはならない大切な時間なのです。
日常の中で、この選択肢を忘れずにいたいものです。